★★★☆☆

【ネタバレ】「ヒックとドラゴン3」のあらすじ・感想。ほろ苦い別れが描かれる、3部作の完結編!

今回取り上げる映画は「ヒックとドラゴン3」
2010年から続いてきた人気シリーズの完結編です。
ついに、主人公ヒックたちとドラゴンとの別れが描かれます!

「ヒックとドラゴン3」のあらすじ・キャスト

前作「ヒックとドラゴン2」から1年後。
あまりに増えすぎたドラゴンのため、バーク島の暮らしは限界を迎えつつあった。

島の長であるヒックは、かつて父から教わった「隠された世界(ヒドゥン・ワールド)」のことを思い出す。
そこに行けば、ドラゴンと人間がいつまでも安全に暮らせるというのだ。

ところがバーク島には、ナイトフューリーの最後の生き残りであるトゥースをつけ狙うドラゴンハンター、グリンメルの魔の手が迫っており……

【キャスト・基本情報】
声の出演: ジェイ・バルチェル、アメリカ・フェレーラ、F・マーリー・エイブラハム、ケイト・ブランシェット
監督: ディーン・デュボア
上映時間: 104分

ネタバレ感想。人間とドラゴンたちに別れが訪れる!

「ヒックとドラゴン」3部作は、主人公ヒックと、彼が操るドラゴン「トゥース」との成長を常にシンクロさせて描いてきました。

「1」では、共に傷を負いながら独り立ちしていく様子を。
「2」では、一生暗い影を落とすであろう大きな絶望を乗り越え、一族の長となっていく様がつづられました。

そして完結編である「3」のテーマはずばり、旅立ちと別れです。

最初のきっかけは、バーク島からの集団移住。
ドラゴンが増えすぎたバーク島は、もはや人間にとってもドラゴンたちにとっても安心して住める場所ではなくなってしまいました。
ヒックの鶴の一声によって、みなが安全に暮らせる「ヒドゥン・ワールド」を探しに旅立つのです。

そしてもうひとつは、メスのナイトフューリーである「ライトフューリー」との出会い。
トゥースがナイトフューリーの最後の生き残りだと信じられてきましたが、なんと白い体をもつメスが生きていたのです。
つまり、トゥースのガールフレンドなわけですね!

微笑ましいことではありますが、つがいを得たことによって、トゥースの生活にも変化が訪れます。

小さい頃からの親友にも、いずれ新しいパートナーができて、別れがやってくる。
誰もが経験するそんなほろ苦い思い出を「ヒックとドラゴン3」では描いているのです。

悪役のグリンメルが弱すぎ? バトルシーンの張り合いはイマイチ

「3」でヒックとトゥースたちの前に立ちはだかる悪役は、悪名高いドラゴンハンターであるグリンメル
彼の生まれ育った村では、ドラゴンを殺すことが勇気の象徴としてもてはやされていたのがきっかけで、ドラゴン抹殺に執着するようになったという男です。

かつてのバーク島でもドラゴン殺しが通過儀礼だったことを考えると、もしかするとヒックがたどるかもしれなかった別の姿と言えるかもしれません。
声を演じるのは、「アマデウス」でアカデミー主演男優賞を受賞した名優、F・マーリー・エイブラハム!
なんとも豪華なキャストですね〜。

しかしながらこのグリンメル、強さがあまりよくわかりません。
っていうかむしろ……やられ方だけ見ると、はっきり言って弱い。

単純な戦闘能力やドラゴンの操り方を評価するならば、「2」に登場したドラゴのほうがよっぽど上です。
バーク島を壊滅させようとした凶悪さも含めて、悪役としての存在感は抜群でした。

なので、せっかく登場したグリンメルですが、申し訳程度に悪役出してみましたって風にしか見えないんですよね……残念なことに。

だいたい「ドラゴンハンター」なんて名乗ってる割に、ドラゴンを殺すシーンがまったくないのはいかがなものかと思います。
殺す/殺されるという関係性をぼかして描いちゃってるのは「ヒックとドラゴン」の良くないところで、作品全体を悪い意味で子供向けにしちゃってると思うんですよねぇ。

本国アメリカではかなり絶賛の嵐が巻き起こっている「ヒックとドラゴン3」ですが、管理人的にはあまり好きになれない作品でした。
お話も「1」「2」を観ていないとさっぱりな内容ですし、シリーズ全体の大ファンというのでなければ、映画館で観なくてもよいかな〜と思います。

↓シリーズ前作「1」「2」の感想記事はこちら↓

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