今回取り上げる映画は
「それいけ!アンパンマン ルビーの願い」!
これまでになく教育的なメッセージが込められているので、
小さな子供と一緒に観るにはもってこいの作品になってますよ。
「ルビーの願い」のあらすじ・キャスト
ルビーは、オーロラの国に住むオーロラ娘。
赤色を担当し、空にきれいなオーロラを描くのが仕事だ。
ところが、そのわがままな性格が災いして
オーロラの国を追放されてしまう。
オーロラの国に戻るには、
地上のブラックロック島にある
オーロラの雫に願いをかけなければいけない。
ルビーはアンパンマンたちとともに
ブラックロック島に向かうが、
ばいきんまんもオーロラの雫を狙っていた。
はたしてルビーはオーロラの国に戻ることができるのか?
【キャスト・基本情報】
声の出演: 戸田恵子、中尾隆聖、工藤静香
監督: 矢野博之
上映時間: 50分
ネタバレあり感想。協力と正直さの大切さが学べる作品
(出典:©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2003)
「ルビーの願い」は、アンパンマン映画にとって久しぶりとなる
めちゃめちゃ教育的な作品
になっております。
どういうことかというと、
とんでもなくわがままな主人公が、
仲間を騙しながら目的を達成しようとするも、
なんやかんやあって反省して、
いい子に生まれ変わる
ってお話だからです。
Eテレみたいですね!
前々作「ゴミラの星」、前作「ロールとローラ うきぐも城のひみつ」と、
ふたりのキャラの友情や絆がテーマになった
メロドラマ的作品が続いたので、
一気に方針転換を図ったとも言えそうです。
関連▶【無料あり】「それいけ!アンパンマン ゴミラの星」のあらすじ・感想。キャラクターの死を描いた画期的な作品【ネタバレ】
関連▶【無料あり】「それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ」のあらすじ・感想。人間の二面性をテーマにした良作【ネタバレ】
ルビーを演じる工藤静香さんの声も、
キャラクターにぴったりはまっていて違和感ありません。
挿入歌の「とべ!とべ!ルビー」も、
東洋的なメロディが印象的な名曲です。
これまでのアンパンマンにはなかった、迫力の空中戦に注目!
(出典:©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2003)
「ルビーの願い」からデジタル彩色が取り入れられたことで、
映画全体のグラフィックが格段にきれいになっています。
冒頭のオーロラの場面でデジタルの美しさがよくわかりますね。
ひょっとしてデジタルの強みを活かすために「オーロラ」を題材にしたのかな?
さらに、デジタルならではのなめらかな動きが楽しめる、
迫力の空中戦も見逃せません!
クライマックスでは、鳥に変身したルビーとアンパンマン、
そしてばいきんまんの秘密兵器「チェンジバードロボ」による
戦いが繰り広げられます。
今までのアンパンマン映画では実現できなかった
スピード感あるバトル演出をぜひ楽しんでみてください。
では、「ルビーの願い」のおすすめポイントをまとめます!
- お子様の教育にたいへん良い映画!
- 工藤静香の演技と主題歌も素晴らしい
- デジタルならではの派手な空中戦が楽しい!
子供のわがままに困っている親御さんは、
一緒に「ルビーの願い」を観てみると
よいしつけになるかもしれませんよ〜。
(※U-NEXTの情報は2019年4月現在のものです。最新の配信状況は公式サイトでご確認ください。)