今回取り上げる映画は
「それいけ!アンパンマン ばいきんまんの逆襲」!
劇場版アンパンマンの第2作目は、不思議な力を秘めた壺をめぐるアンパンマンたちの冒険を描きます。
映画を観ている子供がアンパンマンたちと一緒に戦えるという演出が、お子さんの心をつかむこと間違い無しの映画です!
もくじ
「それいけ!アンパンマン ばいきんまんの逆襲」のあらすじ・キャスト
いつもアンパンマンにやられてばかりのばいきんまん。
なんとか勝つ方法を知りたいと、ばいきん仙人に相談に行く。
ばいきん仙人が言うには、西の砂漠に隠されている「メコイスの壺」を手に入れれば、世界を支配する力を得ることができるという。
ところが同じ頃、古来より続く王家のお姫様・ヤーダ姫もメコイスの壺を探す旅を続けていた。
メコイスの壺とはいったい何なのか?
それを手に入れたとき何が起きるのか?
謎の壺をめぐる戦いが幕を開ける!
【キャスト・基本情報】
声の出演: 戸田恵子、中尾隆聖、日高のり子
監督: 永丘昭典
上映時間: 70分
ネタバレあり感想。子供がアンパンマンと一緒にばいきんまんを倒せる!
「ばいきんまんの逆襲」のハイライトは、映画を観ている子供にも活躍の場面があることに尽きます!
重要アイテムである「メコイスの壺」が最後にばいきんまんを倒すためのカギになるのですが、その力を使うために”メコイスの逆さま”をみんなで叫ぼう!というシーンになるんですね。
メコイス → スイコメ → 吸い込め!
という簡単なナゾナゾです。
小学校にあがるくらいの年齢ならノーヒントで解けるでしょうし、
もっと小さい子でも「逆さまメコイス?」「メコイス逆さま?」と、キャラクターたちがヒントと考える時間をたっぷり与えてくれるので、きっと自力で答えにたどり着けるでしょう。
「アンパンマンと一緒になって戦った」という体験は、ほかの映画にはない特別なものになります。
ぜひぜひ、お子さんと一緒に「吸い込め〜!」と元気よく叫んでばいきんまんをやっつけましょう!
「ヤーダ姫」はあの宮崎駿作品のパロディ? 大人がニヤリとできる要素もあり
「ばいきんまんの逆襲」に登場するヒロインは、はるか古代に滅びたヤーダ国のお姫様・ヤーダ姫です。
白いグライダーに乗って登場し、肩には相棒のレッサーパンダを乗せて、なにもない砂漠に降り立つ……
これ、どこかで見覚えありませんか?
はいその通り!
宮崎駿の代表作「風の谷のナウシカ」のパロディですね笑
公式にはパロディという見解は出ていないみたいですが、間違いなく意識しているでしょう。
完全に子供向けだった前作「キラキラ星の涙」と異なり、大人がニヤリとできるポイントを用意しているのも「ばいきんまんの逆襲」の特徴です。
わがままの多い子供にとっては、いい教訓になるお話かも?
ヒロインであるヤーダ姫は、祖国である「ヤーダ国」を再建するためにメコイスの壺を探していました。
物知りのジャムおじさんですら知らなかったヤーダ国。
実は、はるか昔に滅んでしまっていたのです。
しかもその理由は
みんなが「ヤーダ!ヤーダ!」と言って、何もしなくなったから
という、ある意味衝撃的なもの。
みんなが働かなくなって滅んでしまったって、なんじゃそりゃ笑
でも、わがままの多くなってきた子供にとってはなかなか教育的なお話ですよね。
「やだやだばっかり言ってると、ヤーダ国みたいになっちゃうぞ!」
と言い聞かせれば、少しは素直になってくれる……かもしれませんよ。
では最後に「ばいきんまんの逆襲」のおすすめポイントをまとめてみます。
- 子供がアンパンマンと一緒になってばいきんまんを倒せる
- 大人もニヤリとできるパロディ要素あり
- 「やだやだ!」と言いがちな子供へのいい教育になる
劇場版アンパンマンの中でも、親と子供がともに楽しめる作品のひとつですよ!
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